リニア・鉄道館で展示されている車両の完全ガイド
リニア・鉄道館では新幹線や在来線で使用されていた車両、および収蔵車両が数多く展示されています。(他にもシンボル展示のところにある超電導リニアの MLX01 や屋外にN700系の車両が展示されています)。ここではリニア・鉄道館の車両展示のところにあるすべての車両について見どころを紹介します。
なおリニア・鉄道館全体に関する解説記事については「リニア・鉄道館 (愛知県) の見どころとアクセス方法」を参照されてください。
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Table of contents
在来線エリアの車両
在来線エリアにある車両です。
ED11形式電気機関車
ED11形式電気機関車です。アメリカのGE社から輸入した小型電気機関車の中の一両です。田の字形の側窓が付いています。
ED18形式電気機関車
ED18形式電気機関車です。1923年にイギリスから輸入した1040形を、飯田線で使用するために改造したものです。
C57形式蒸気機関車
C57形式蒸気機関車です。スポーク車両に代わって歪みにくい構造のボックス車両が採用され、その後の標準となりました。
ホジ6005形式蒸気動車
ホジ6005形式蒸気動車です。蒸気動車とは車両の片側に走行装置を備えており、一両で蒸気機関車と車両の機能を持った車両です。
モハ1形式電車
モハ1形式電車です。大正時代に製造された木製の車体でできた電車です。運転席が仕切り壁で独立するようになりました。
EF58形式電気機関車
EF58形式電気機関車です。戦後の代表的な旅客用電気機関車です。箱型の車両から流線形にスタイルに変更されました。
スハ43形式客車
スハ43形式客車です。従来のものからシート間隔を拡大したり天井灯を増やして明るくするなど居住性を改善した客車です。
モハ52形式電車
モハ52形式電車です。京阪神間の急行用として制作された電車の先頭車。流線形のデザインとツートンカラーが大きな話題となりました。
クモハ12形式電車
クモハ12形式電車です。モハ32形式電車を改造し、一両でも運転できるように車両の両端に運転台を付けた車両です。
クハ111形式電車
クハ111形式電車です。新しい近郊型電車として通勤ラッシュ時の混雑緩和として制作され、乗り降りがスムーズなように両開き扉が使用されています。また正面に貫通扉が設置されています。
クハ381形式電車
クハ381形式電車です。曲線区間をより高速で通過できるように車体が内側に傾く振子式システムを初めて採用した車両です。
キハ181形式気動車
キハ181形式気動車です。従来型から大幅にパワーアップし、山岳地帯など勾配区間でも高速運転を実現した車両です。
新幹線エリアの車両
新幹線エリアにある車両です。
0系21形式新幹線電車
0系21形式新幹線電車です。世界で初めて200km/h運転を実現した初代新幹線車両です。
0系36形式新幹線電車
0系36形式新幹線電車です。新幹線で初めての本格的な食堂車です。1975年の新幹線博多開業に合わせて制作されました。
100系123形式新幹線電車
100系123形式新幹線電車です。100系は0系新幹線の後継車として1985年から営業運転を開始しています。車内の居住性を高め、客室に電光掲示板を導入しました。
100系168形式新幹線電車
100系168形式新幹線電車です。100系新幹線の中で使用された二階建ての食堂車です。1階がキッチンで2階が客席となっており、展望のより2階から食事を楽しむことができました。
300系322形式新幹線電車
300系322形式新幹線電車です。100系新幹線の後継車として3代目新幹線として制作されました。最高速度270km/hを実現するため徹底した軽量化が行われています。
922形新幹線電気軌道総合試験車
922形新幹線電気軌道総合試験車です。新幹線の線路や架線を走りながらチェックするための車両で、車両の色からドクターイエローの愛称が付けられています。
700系723形式新幹線電車
700系723形式新幹線電車です。300系新幹線の後継車として4代目新幹線として制作されました。快適性の向上や環境への適合を目標に制作され、車両の揺れや騒音の低減、電力消費量の低減を実現しています。
収蔵車両エリアの車両
収蔵車両エリアにある車両です。
0系16形式新幹線電車
0系16形式新幹線電車です。0系新幹線電車のグリーン車で使用されていた車両です。
0系37形式新幹線電車
0系37形式新幹線電車です。0系新幹線電車の2代目ビュッフェ車両です。本格的な食堂車の導入後となり、ビュッフェ車両は椅子を廃止して立食形式になっています。
クハ117形式電車
クハ117形式電車です。名古屋都市圏で使われていた居住性が高い車両です。東海ライナーの愛称が付けられていました。
クモハ165形式電車
クモハ165形式電車です。153系をベースに勾配線区や寒冷地向けに開発された車両です。
サロ165形式電車
サロ165形式電車です。165系電車の一等車です。大きな側窓やリクライニングシートなど快適な乗り心地を提供していました。
モハ63形式電車
モハ63形式電車です。戦時下での旅客輸送を目的とした車両です。資材不足や熟練工の不足を補うため、徹底した簡素化が行われていました。
キハ82形式電車
キハ82形式電車です。特急車両の先頭車として制作されており、高い信頼性と居住性の高さから全国で特急車両として使用されました。
キハ48000形式気動車
キハ48000形式気動車です。複数の車両を一つの運転台で総括制御を行うことができます。
オロネ10形式客車
オロネ10形式客車です。10系客車グループの1等寝台車として使用された車両です。
マイネ40形式客車
マイネ40形式客車です。戦後に初めて製作された1等寝台車です。
オハ35形式客車
オハ35形式客車です。戦前や戦後に製造された3等客車で、国鉄鋼製客車の標準スタイルとして使用されました。
オヤ31形式建築限界測定車
オヤ31形式建築限界測定車です。走行しながら線路付近に支障物がないか測定するため、車体の周辺に接触式のセンサーが多数取り付けられています。
スニ30形式荷物車
スニ30形式荷物車です。鉄道省初の鋼製荷物車として製造されました。
二階エリアからの車両展示の光景
車両展示にある車両は二階エリアからも見ることができます。
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最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
( Written by Tatsuo Ikura )