名古屋港水族館南館の見どころ完全ガイド
名古屋港水族館の南館ではマイワシのトルネードが見られる黒潮大水槽やサンゴ礁大水槽、ウミガメ回遊水槽、ペンギン水槽などなどの人気の大水槽があるほか、エリア毎に数多くの種類の水の中の生き物を見ることができます。この記事では名古屋港水族館南館の見どころを紹介します。
なお名古屋港水族館全体に関する解説記事については「名古屋港水族館 (愛知県) の見どころとアクセス方法」を参照されてください。
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北館から南館への移動
名古屋港水族館の南館へ行くには、名古屋港水族館の入場ゲートを通り、すぐ左へ進みます。すると南館への大きな案内板がありますので、案内板に沿って進んでください。
通路を出たところが南館の 2 階となります。
すぐ右側に南館の入口があります。順番に見て回る場合はこの入口から入って進んでください。
日本の海エリア
最初のエリアは「日本の海」エリアです。日本の海に生息している生き物たちを見ることができます。
入ってすぐのところにあるのが黒潮大水槽です。時期によって数は異なりますが、約 35,000 匹のマイワシが回遊している光景を見ることができます。
また毎日数回行われる「マイワシのトルネード」イベントでは、マイワシの餌が水槽の中に入れられて、そのエサを求めてマイワシの群れがトルネードのように渦を巻いて泳ぐ姿を見ることができます。
黒潮大水槽を左に進むとトンネル水槽があります。水槽の中を泳いでる魚たちを色々な角度から眺めることができます。
トンネル水槽を超えると、日本の海に生息する色々な生き物を見ることができる水槽が並んでいます。
干潟の生物です。ボラが泳いでいます。
伊勢の海です。色々な種類の魚が泳いでいます。
潮間帯の生物です。
砂浜の魚たちです。イシガレイやホウボウなどがいます。
冷たい海に住む魚たちです。シマゾイがいます。
ノコギリザメです。
マダコとアオリイカです。
岩礁に潜む生きものたちです。ミノカサゴやウツボがいます。またこの水槽では、下から潜り込んで水中ドームの中から水槽の中を見ることができます。
深海ギャラリーエリア
次のエリアは「深海ギャラリー」エリアです。深海に生息する生き物や標本、深海に関する展示や映像などを見ることができます。南館 2 階から 1 階へスロープを使ってゆっくり降りていきます。
タカアシガニです。
深海に関するパネルや、生物の標本が展示されています。
昔使用されていた潜水服が展示されています。左はディエゴ・ウファノの潜水服(1613)、右はクリンゲーツの潜水服(1797)です。
3D ホログラフを使って深海の世界の映像を見ることができます。
テンガイハタの標本です。
ダイオウグソクムシも見ることができます。こちらはほとんど動きませんが生きています。
赤道の海1エリア
次のエリアは「赤道の海1」エリアです。赤道の海は南館 1 階から 3 階まで続くエリアで、ここは 1 階です。
サンゴ礁大水槽です。オーストラリアのサンゴ礁「グレートバリアリーフ」をモチーフとしています。南館 1 階からは下から見上げるように水槽を見ることができます。
先ほどのサンゴ礁大水槽を横からも見ることができます。またイベントの一つである「ダイバーコミュニケーション」はここで行われます。
チンアナゴの水槽です。また隣りにはクマノミの仲間のバリアリーフアネモネフィッシュの水槽もあります。
綺麗な水槽が 2 つあります。こちらはシャコガイなどが展示されています。カクレクマノミやマンジュウイシモチなどが泳いでいます。
隣りの水槽ではパープルクイーンなどの色鮮やかな魚やコンゴウフグなどが泳いでいます。
見終わりましたらエスカレーターで 2 階へと上がってください。
赤道の海2エリア
次のエリアは「赤道の海2」エリアです。南館 2 階です。
すぐ左側には先ほど 1 階では下から見上げていたサンゴ礁大水槽の水面付近を見ることができます。
サンゴ礁大水槽の中のサンゴはレプリカでしたが、右側にあるライブコーラル水槽では生きているサンゴ礁を見ることができます。
中央にあるサンゴクローズアップ水槽では、サンゴに関する色々な疑問について知ることができます。
ウミガメ回遊水槽です。ドーナッツ型の水槽になっており、ウミガメが泳ぎ続けられるようになっています。アカウミガメ、アオウミガメ、タイマイの 3 種類のウミガメがいます。
見終わりましたらエスカレーターで 3 階へと上がってください。
赤道の海3エリア
次のエリアは「赤道の海3」エリアです。南館 3 階です。
3 階からはサンゴ礁大水槽を上から見ることができます。ただ波があるので上からではあまり中の様子は分からないです。
同じようにウミガメ回遊水槽も上から見ることができます。
ウミガメ回遊水槽は人口の砂浜とつながっており、水槽のカメたちは産卵時期になると砂浜に産卵を行います。時期としては4月下旬から7月頃です。産卵された卵は掘り返されて、名古屋港水族館に隣接するカメ類繁殖研究施設の人工ふ化場へ埋め戻されて管理されているということです。
ウミガメ回遊水槽の前にはアカウミガメの赤ちゃんを見ることができる小型の水槽も設置されています。
中央にはマングローブ水槽があります。 2014 年に作成された水槽で、本物のマングローブを育てています。水の中にはサザナミフグなどが泳いでいます。
オーストラリアの水辺エリア
次のエリアは「オーストラリアの水辺」エリアです。赤道の海3エリアと同じ南館 3 階です。
入口付近にブタバナガメの赤ちゃんがいる水槽がありました。
このエリアでは 3 つの水槽が設置されています。
一番左側の水槽ではノーザンバラムンディやブタバナガメなどを見ることができます。
真ん中の水槽ではニシキマゲクビガメなどを見ることができます。
右の水槽ではオーストラリアハイギョを見ることができます。
南極の海エリア
最後のエリアは「南極の海」エリアです。南館 3 階です。
すぐ右側には南極の昭和基地からやってきた魚が展示されています。
奥へ進むとペンギン水槽があります。エンペラーペンギン、ジェンツーペンギン、ヒゲペンギン、アデリーペンギンの 4 種類のペンギンを見ることができます。(ケープペンギンはしおかぜ広場で見ることができます)。
ペンギン水槽の正面にたくさんの人が座れる椅子が用意されていますので、ゆっくり座って見ることができます。
タッチタンク
南極の海エリアを抜けると、南館 2 階および 1 階への降りるエスカレーターがあります。北館へ行かれる場合は 2 階に連絡通路があります。
南館 1 階まで降りるとタッチタンクがあります。タッチタンクでは水の中のヒトデやウニなどに触れることができる水槽です。ただいつでも触れるわけではなく、不定期に開催されている触れる時間帯のときしか触ることはできません。
くらげなごりうむ
タッチタンクと同じく、南館 1 階にはくらげなごりうむがあります。
くらげなごりうむでは色々な種類のクラゲを見ることができます。
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最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
( Written by Tatsuo Ikura )