南極観測船ふじの見どころ完全ガイド
南極観測船ふじは、 1965 年から 18 年間実際に活躍した 2 代目の南極観測船です。名古屋港水族館の正面にあるガーデンふ頭に船がそのまま展示されています。船内は当時の船内の様子がそのまま残されており、当時の南極観測船がどのようなものだったのかを体験することができます。この記事では南極観測船ふじの見どころを紹介します。
なお名古屋港水族館全体に関する解説記事については「名古屋港水族館 (愛知県) の見どころとアクセス方法」を参照されてください。
(Last modified: )
Table of contents
南極観測船ふじの営業時間、休館日、入場料金
南極観測船ふじの営業時間は 09:30~17:30 です。入館は閉館時間の30分前までです。夏休み中などは営業時間が異なります。
南極観測船ふじの休館日は毎週月曜日です。月曜日が祝日の場合は翌日が休館日となります。ゴールデンウィークや夏休みの期間、年末年始、春休みの期間は休館日はありません。なおメンテナンス等で臨時休館されることもあります。
営業時間や休館日の確認については、公式サイトの「営業時間・イベントカレンダー」でご確認ください。
南極観測船ふじの入場料金は次の通りです。
・大人 300 円、高校生 300 円、小中学生200 円、幼児(4歳以上) 無料
・名古屋港水族館、南極観測船ふじ、名古屋港ポートビル展望室、名古屋海洋博物館の 4 施設共通チケットも販売されています。
入館料の詳細については、公式サイトの「入館チケット」でご確認ください。
南極観測船ふじは名古屋港水族館の正面にあるガーデンふ頭にあります。
南極観測船ふじだけの入館チケットの購入は、南極観測船ふじの入口前にある券売機で購入できます。( 3 施設共通チケットはポートビル 1 階インフォメーションで購入できます)。
チケットを購入されたら橋を渡って中へ進んでください。入口を入ったところに受付がありますので、チケットを渡してください。
船内の施設を見学
南極観測船ふじの船内は、マネキンなどを使って当時の様子が再現されています。入口を入って最初にあるのが食堂および調理室です。
順路に従って船内の廊下を進んでいきます。
第 2 電信室です。
廊下に飾られているのは「ふじ寄港地記念品」です。
レーダー室です。
第 13 士官寝室です。
廊下を進んでいきます。
第 5 士官寝室です。
階段を下ります。南極観測船ふじの船内の地図が貼ってありました。
医務室です。専門医が乗船しており、診療や健康診断などをされていました。
理髪室です。専用の理髪師さんが乗船されていたわけではなく、乗組員の中で手先の器用な人が出港前に訓練をして上で理髪師をされていたそうです。
庶務室です。
先任海曹寝室です。 10 人の居室です。
エンジンルームへとつながる昇降ハッチです。
第二居住区です。一般乗組員 105 人分の居室です。
航海日課です。一日のスケジュールが記載されています。
エンジンの一部を見ることができます。南極観測船ふじは「直流ディーゼル電気推進方式エンジン」を使用しています。
第 12 観測隊員寝室です。
第 6 観測隊員寝室です。
階段を上っていきます。途中に重力プラットフォームやジャイロコンパスなどが展示されていました。
南極の博物館
2 階まで階段で上ると元々ヘリコプターの格納庫だった場所に南極の博物館があります。南極に関する色々な情報や、これまでの南極観測に関する歴史などに関する資料や模型などが展示されています。
実際に使われていた雪上車が展示されています。
歴代の南極観測船の模型が展示されています。
飛行甲板およびヘリコプター
南極観測船ふじの飛行甲板にはヘリコプターが展示されています。主に昭和基地へ資機材を運搬するために使用されていたそうです。
ブリッジ(操舵室)
飛行甲板がある 2 階からブリッジ(操舵室)がある 3 階へと進んでいきます。
ブリッジの中を見学します。
ブリッジを出たら順路に従って移動していくと、南極観測船ふじの出口に出ます。
ふじの広場
南極観測船ふじの前に「ふじの広場」があります。この広場には南極物語などの映画でもよく知られる樺太犬のタロとジロの銅像や、南極観測船で使用されていたプロペラやプロペラ軸などが展示されています。
タロとジロの銅像
プロペラとプロペラ軸
主錨(しゅびょう)と主錨用チェーン
中型雪上車
-- --
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
( Written by Tatsuo Ikura )