大阪城西の丸庭園の見どころ完全ガイド
西ノ丸庭園は、豊臣秀吉時代の大阪城では西の丸と呼ばれていた場所にある芝生庭園です。西ノ丸庭園では広大な芝生広場から大阪城天守閣を眺めることができるほか、焔硝蔵や千貫櫓、乾櫓などの歴史的建造物も目の前で見ることができます。また桜の名所としても知られており、春には大勢の見物客で賑わいます。この記事では大阪城西ノ丸庭園の見どころを紹介します。
なお大阪城全体に関する解説記事については「大阪城 (大阪府) の見どころとアクセス方法」を参照されてください。
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西の丸庭園への行き方
西の丸庭園に行くには大手門から入るのが便利です。
多聞櫓(たもんやぐら)を通り少し進むと左側に西の丸庭園の入口があります。
芝生広場と大阪城天守閣
西の丸庭園は広々とした芝生広場になっています。
「大坂城代屋敷跡(おおさかじょうだい やしきあと)」という案内版がありました。城代(じょうだい)というのは大名からお城の守備を任された家臣のことです。大坂城代は徳川の大坂城になってから置かれるようになり、譜代大名(ふだいだいみょう)が任命されていました。
西ノ丸庭園からは大阪城の天守閣がよく見えます。
西ノ丸庭園の桜
大阪城西ノ丸庭園は桜の名所としても有名です。桜の咲く季節にはソメイヨシノなど300本の桜が満開となり、多くの見物客でにぎわいます。
西の丸庭園の桜に関するより詳細な見どころに関しては「大阪城および西の丸庭園の桜(お花見)の見どころ完全ガイド」をご覧ください。
大阪迎賓館
西ノ丸庭園には大阪迎賓館があります。国際会議APEC 95のおいて各国の要人を招きもてなすために、京都二条城白書院を模して造られました。2019年にはG20大阪サミットの晩餐会会場としても利用されています。
大阪迎賓館は結婚式やご宴会などに利用できます。またレストランとして営業されている日もあります。
大阪迎賓館の利用方法については下記の公式サイトを参照されてください。
茶室豊松庵
豊松庵は大阪城西の丸庭園の中にある茶室です。1969年に松下幸之助氏によって大阪市に寄贈されました。通常は一般公開されていません。
焔硝蔵
焔硝蔵(えんしょうぐら)は火薬を貯蔵した櫓(やぐら)のことです。現存している焔硝蔵は徳川幕府時代の1685年に建造されたものです。
千貫櫓と乾櫓
千貫櫓(せんがんやぐら)と乾櫓(いぬいやぐら)はどちらも江戸時代に大坂城が築城されたのと同じ時期に建造されたもので、大阪城で現存する最も古い建造物になります。堀の外側からも見ることができますが、大阪城西の丸庭園に入ると内側から見ることができます。
乾櫓:
千貫櫓:
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( Written by Tatsuo Ikura )