大須観音の見どころ完全ガイド
大須観音は名古屋市の大須にある寺院です。1333年に創建され、寺号は北野山真福寺宝生院(きたのさんしんぷくじほうしょいん)ですが、一般的には大須観音(おおすかんのん)という呼び名で知られています。大須観音は、東京都の浅草観音、三重県の津観音と共に日本三大観音の一つです。また大須観音にある文庫は京都府の醍醐寺、和歌山県の根来寺(ねごろじ)と共に日本三経蔵(きょうぞう)と呼ばれており、貴重な図書が一万五千巻所存されています。その中には現存する古事記の最古の写本などが含まれます。この記事では大須観音の見どころを紹介します。
なお大須商店街に関する解説記事については「大須商店街 (愛知県) の見どころとアクセス方法」を参照されてください。
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仁王門
仁王門は大須観音の本堂へと続く門です。門の左右には仁王像が設置されています。
本堂(大悲殿)
本堂(大悲殿)は過去に何度か焼失しており、現在のものは 1970 年に再建されたものです。ご本尊は聖観音です。なお大須観音では本堂は大悲殿と呼ばれますが、ここで大悲は観音菩薩のことを表しています。
本堂には観世音と書かれた大提灯が吊るされています。
普門殿
本堂の左隣にある普門殿(ふもんでん)では十二支・干支の守り本尊をお祀りしています。
例えば干支が「うし」と「とら」の方は虚空蔵菩薩、「とり」の方は不動明王などのように自分の干支毎に守り本尊が決まっています。
紫雲殿
本堂の右隣にある紫雲殿(しうんでん)では、奉納された九万九千観音様をお奉りしています。
鐘楼堂
鐘楼堂(しょうろうどう)にある鐘は 1966 年に地元婦人会を中心に、女人のみの寄進で再建されたものです。華精の鐘(かせいのかね)または女人梵鐘(にょにんぼんしょう)と呼ばれています。
ハトの餌を売っていることもあって、鐘楼堂の前にはいつもハトがたくさんいます。
手水舎
仁王門の右側に手水舎(ちょうずしゃ)(浄水)があります。こちらで心身を清めてからご参拝されてください。他ではあまり見ない形をしており、一見すると手水舎に見えないです。上から流れてくる水を使ってください。
境内にある碑や塚など
大須観音の境内にある碑や塚などをご紹介します。
芭蕉句碑
松尾芭蕉翁の句碑です。
弘法大師修行像
弘法大師のご尊像です。
大正琴碑
郷土芸能「大正琴」発祥の地の記念碑です。 9 月に大正琴大祭が行われます。
人形塚
長い間お世話になった人形に感謝の気持ちでお参りする塚です。 10 月に人形供養祭が行われます。
歯歯塚
抜けてしまった歯と、古くなった入れ歯をお納めする塚です。 8 月に歯歯塚供養祭が行われます。
大須観音の住所およびアクセス方法
大須観音の住所
大須観音の住所は「愛知県名古屋市中区大須二丁目21番47号」です。
大須観音へのアクセス方法
名古屋駅から大須観音へのアクセス方法について解説します。
名古屋市営地下鉄東山線
3 分
名古屋市営地下鉄鶴舞線
1 分
徒歩
すぐ
大須観音に関するその他の情報
大須観音に関するオフィシャルサイト:
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最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
( Written by Tatsuo Ikura )