熱田神宮 歩射神事の見どころ完全ガイド
熱田神宮の歩射神事(ほしゃしんじ)は、豊年と除災とを祈る神事で、場所は神楽殿の前庭で行われます。裏に「鬼」と書かれている大きな的をめがけて合計 36 本の矢を奉射します。的に取り付けられた千木は魔除けのお守りになると伝えられており、最後の矢が放たれると同時に参拝者が的を目掛けて走ります。この記事では熱田神宮歩射神事の見どころを紹介します。
なお熱田神宮全体に関する解説記事については「熱田神宮 (愛知県) の見どころとアクセス方法」を参照されてください。
(Last modified: )
Table of contents
歩射神事(2024年度)
2024年の歩射神事は1月15日に行われました。場所は神楽殿の前庭です。午前十時から奉告の儀、そして午後一時から歩射の儀が行われます。今回は歩射の儀を拝見しました。
当日12時頃に行った時点では既に最前列には人が並んでいました。
射手の方などが登場されます。
歩射神事が開始されます。的の大きさは直径六尺(約1.8m)です。的の中央、および上下左右の位置に取り付けられいる木が千木(ちぎ)で、千木に向かって矢が放たれます。
初立(しよだち)、中立(なかだち)、後立(あとだち)の各2人の射手が矢をそれぞれ 2 本づつ矢を放ちます。これを 3 回行うので合計 36 本の矢が奉射されます。
千木を取りに行く場合の注意点
的の中央に取り付けられた千木は魔除けの効果があると言われており、最後の矢が射られたと同時に参拝者が一斉に的を目指して押しかけ、千木を奪いあいます。このとき最後の矢が放たれると同時に、見物客の前に張られていてループが外されるのですが、ロープが外されるのは次の図の赤い線の部分だけです。
実際の画像で見ると、次の部分のロープだけが外されます。このロープのところには、始まる時間のかなり前から人が並んでいました。他のロープを跨いだりくぐったりして取りに行くことは禁止されています。
もし千木を取りにいかれる場合は、このロープの後ろに並ばれてください。
-- --
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
( Written by Tatsuo Ikura )