熱田神宮 稚児行列(御衣祭)の見どころ完全ガイド
熱田神宮の御衣祭(おんぞさい)は、御神前に絹布や麻布などの衣料をお供えする祭典です。場所は本宮で行われます。お供えする衣料が東門に到着したあと、 300 名ほどの人が華やかな行列となり本宮へ進みます。このとき行列の最後に稚児行列として稚児も参加することができます。この記事では熱田神宮の 稚児行列に実際に参加したときに様子を紹介します。
なお熱田神宮全体に関する解説記事については「熱田神宮 (愛知県) の見どころとアクセス方法」を参照されてください。
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稚児行列(2019年度)
2019年の稚児行列(御衣祭)は5月13日に行われました。稚児行列の申し込みは4月1日からでしたので、4月1日に熱田神宮の宮庁へ行き申し込みを行いました。
当日、文化殿講堂(宝物館と同じですが入口は南側となります)に行き受付をしてから講堂に入ります。最初に引換券と引き換えに衣装を借ります。なお「しごき帯」は含まれていません。必要であれば持参するか、当日有料で借りてください。
次に化粧をしてもらいます。化粧は会場にいる方がして頂けますが、人数が限られていますので混んでくると待って頂く必要があります。
化粧が終わりましたら衣装に着替えます。着替えは自分で行います。しごき帯は当日有料で借りました。
本来は冠のようなものを頭に載せるのですが、これをうまく固定させるのがとても難しく上手く載せれているご家族もいれば早々にあきらめているご家族もいます。我が家は諦めました。
時間になりましたら指定の位置へ移動します。場所は東門のあたりでした。稚児行列は単独で行うものではなく、 300 名ほどが参加する行列の最後尾のあたりで行列に参加します。下記は第三鳥居あたりの行列の先頭付近へ見に行った時の写真です。
行列は順に本宮の中に入り、用意された席に座ります。そのあと本宮内で御衣祭が1時間ほど行われます。稚児も一緒に参加させて頂いたあと、解散となります。そのあとは元の場所に戻って服を着替えてから返却してください。
2019年は快晴だったこともあり稚児行列も参加できてよかったです。
稚児行列(2018年度)
2018年の稚児行列(御衣祭)は5月13日に行われました。申し込み日の4月1日に熱田神宮へ行き申し込みました。
稚児行列当日、かなりの雨が降っていたので中止かと思いましたが、行列は行われないが御衣祭へ参加は行えるということになりました。集合場所に集まり、最初に顔に化粧をしてもらいます。
貸して頂いた衣装をきたあと髪飾りをつけます。衣装は各自着る必要があるのですが少々手間取っていると手助けして下さる方が現れて助かりました。
続いて冠をつけるのですが、頭に乗せたあとで紐で止めるのですが何度つけてもころりと転がって落ちてしまいます。他のご家族をみてもうまくとめれているところもあれば、同じように苦戦しているご家族も多かったです。我が家は結局あきらめました。
なお、参加しているご家族はかなりの数で、化粧をして頂くのに結構な行列ができていました。早めに来ないと時間までに間に合わない可能性があります。
時間になりましたら、本来ならば他の多くの方と一緒に行列で本宮へ向かいますが、今回は大雨で行列が中止となったため各自で本宮へ向かいます。たくさんのお稚児さんが歩いて行く姿はなかなか綺麗でした。
本宮に入り御衣祭に一緒に参加しました。写真撮影は禁止なので写真はありませんが、たくさんのお稚児さんとその他の同席者の方に交じって1時間ほど参加していました。あいにくの大雨でしたが、いい経験になりました。
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最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
( Written by Tatsuo Ikura )