白川郷田植え祭りの見どころガイド
岐阜県大野郡白川村にある世界遺産・白川郷で 2024/05/29 に行われた第39回白川郷田植え祭を見学してきました。白川郷田植え祭りは昔ながらの田植えの風景を残していけるようにと毎年この時期に開催されており、早乙女姿に扮した女性が昔ながらの手作業で水田に苗を植えていきます。この記事では白川郷田植え祭りの見どころについてご紹介します。
なお白川郷全体に関する解説記事については「白川郷 (岐阜県) の見どころとアクセス方法」を参照されてください。
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白川郷田植え祭りが行われる場所
白川郷田植え祭りが行われる場所は毎回決まっているわけではないので、開催前に白川郷の観光協会などのサイトで確認を行われてください。今回は前半は明善寺の横の水田、休憩をはさんで後半は明善寺の前の水田で行われました。( 2023 年は喫茶落人の前の水田で行われたようです)。
前半:明善寺本堂の横の水田
前半:明善寺鐘楼門の前の水田
今年見物した限りですが、田植えをしている様子をみたり写真を撮影するだけであれば、それほど早く来なければ見れないということは全然ありませんでした。今回のイベントを行っていることを知らない観光客の方が、たまたま近くに来られて見学したり写真を撮ったりできていました。ただし一番前の写真を撮りやすそうな場所にはカメラを構えた方が結構前からいらっしゃいました。
あと前半について見物する場所に少し注意点があります。テレビカメラやメディアの方専用の場所がこのあたりにあります。
田植えをされる方はこのテレビカメラがある方に向かって横一列に立ち、田植えをしながら後ろの方に下がっていきます。
テレビカメラ側みると、田植えをしている人の背後に合掌造りの家が映るような構図になっています。そのため、水田と合掌造りの家の間に人が映らないように、テレビカメラの正面の部分は人が入れないように規制されていました。係の人が誘導されているので間違えて入ることはないですが、一部入れない場所もあったのでご注意ください。
前半部分
田植えは 2 枚の水田に苗を植えていきます。前半は明善寺本堂の横で行われました。天気もよかったです。
こちらはテレビカメラ用のエリアです。
10 時になると田植えの開始です。まずは平行に苗を植えれるように線引きされる方が水田に入り、両端から紐を引きます。この紐に沿って苗を植えていきます。
早乙女さんたちが登場します。桧笠をかぶり、かすり、もんぺ、赤い襷を身にまとった昔ながらのスタイルです。
大勢の方に見守られながら水田の中へ入っていきます。
田植えがスタートします。写真でいうと左側の方を向き、水平に田植えをしながら少しずつ後ろに下がっていきます。田植えは中は、水田の横にあるテントにいる地元有志の方が田植え唄を歌ってくれています。
撮影する場所を移動しました。
田植えをされている方も慣れていない方ばかりなので、靴が水田から抜けなくなってしまったり、転んでしまったりといったハプニングもありました。
後半部分
前半が終わったあと、しばらく休憩をしたあとで後半が開始されます。後半は明善寺鐘楼門の前にある水田で行われました。前半の水田のすぐ隣です。
後半の田植えが開始します。水田の中に順番に入っていきます。
一列に並んだあと、平行に苗を植えていきます。基本的な流れは前半と同じです。
カメラを構えている人たちみんなの希望として、全員の方に苗を植えるポーズを正面を見て欲しいという要望に応えてくださって、皆さん笑ってこちらを向いてくれました。
アドリブたっぷりで歌われる田植え唄は面白くて、終始笑いが起きていました。最初から最後まで穏やかな雰囲気の中行われた白川郷田植え祭りは大変楽しかったです。
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最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
( Written by Tatsuo Ikura )