那智山青岸渡寺と三重塔の見どころ完全ガイド
那智山青岸渡寺は元々熊野那智大社と一体化していましたが、明治時代の神仏分離を経て熊野那智大社から分離し、天台宗の寺院である青岸渡寺となりました。境内にある三重塔と那智の滝を一緒に見える場所が絶景スポットとして有名です。この記事では那智山青岸渡寺と三重塔の見どころについて解説します。
なお熊野那智大社全体に関する解説記事については「熊野那智大社 (和歌山県) の見どころとアクセス方法」を参照されてください。
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那智山青岸渡寺の参拝方法
那智山青岸渡寺の開門時間は 07:00 から 16:30 です。拝観料は無料です。
熊野那智大社と隣接しているため、熊野那智大社から来ることもできますが、参道の石段を登って行く場合は、左へ行くと熊野那智大社の一の鳥居に行くところで右へと進んでください。すぐ左に曲がると石段の上に山門があります。
この山門は元々大門坂に設置されていたものを昭和8年に現在の場所に移設しています。正面には仁王像、裏側には狛犬が祀られています。
山門をくぐり、再び石段を上ると本堂があります。
本堂(如意輪堂)は焼失したあと 1590 年に豊臣秀吉の命により豊臣秀長によって再建されたものです。重要文化財に指定されています。
本堂の隣には水子堂があります。
宝篋印塔です。 1322 年に建立されたもので、日本最古の宝篋印塔です。重要文化財に指定されています。
梵鐘です。 1342 年に建立されたものです。
花手水がありました。とても綺麗でした。
三重塔と那智の滝
那智山青岸渡寺には三重塔があります。平安末期に建立され、その後戦乱の中で 1581 年に焼失。昭和の時代になり 1972 年に再建されました。那智の滝と三重塔を一緒に撮影できる場所がフォトスポットして人気です。
本堂の付近からも三重塔と那智の滝を見ることができます。
三重塔は本堂から少し離れたところにあります。徒歩 5 分ほどです。
三重塔は中へ入ることができます。開館時間は 08:30 から 16:00 、拝観料は 大人 300 円、子供 200 円です。塔の上からは周りの景色や那智の滝が綺麗に見えます。
三重塔から那智の滝へ徒歩で向かわれる場合は、本堂の方に戻らなくてもそのまま向かうことができます。
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最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
( Written by Tatsuo Ikura )