熊野那智大社 (和歌山県) の見どころとアクセス方法
熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)は和歌山県東牟婁郡にある神社です。熊野本宮大社、熊野速玉大社と共に、熊野三山の一つです。那智の滝を神と崇める自然信仰を起源としています。当初は現在の飛瀧神社の場所に社殿がありましたが、 317 年に那智山の中腹にある現在の場所へ社殿が移転しています。隣接する青岸渡寺の三重塔越しに見る那智の滝が絶景スポットとして有名です。
この記事では海外および国内からの旅行者の方向けに、熊野那智大社の見どころとアクセス方法についてご紹介します。
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熊野那智大社の見どころ
熊野那智大社の見どころについてご紹介します。
熊野那智大社の参拝方法
熊野那智大社の参拝時間は確認できませんでした。拝観料は無料です。ただ宝物殿を拝観される場合は拝観料として大人 300 円、子供 200円(中学生、小学生)が必要です。
一の鳥居をくぐり石段を登っていきます。
上まで昇ると、右側にさらに石段が続きます。なおこの中間地点の場所の隣りに社務所やトイレがあり、公式の駐車場への出入り口もあります(公式の駐車場を利用した場合は、この場所から参拝できます)。石段の上に見えるのが二の鳥居です。
二の鳥居をくぐるとすぐ右に手水舎、奥の方に礼殿があります。
御縣彦社(みあがたひこしゃ)です。八咫烏(やたがらす)を祀っています。現在の社殿は 1867 年に建立されたものです。
宝物殿です。刀剣や古鏡、古祭具、古文書などを展示しています。利用可能時間は 08:30 から 15:30 で水曜日が休館日です。拝見料として大人 300 円、子供 200 円(中学生、小学生)が必要となります。
巨大な楠があります。樹齢 850 年と言われ、平重盛のお手植えと伝わっているもので、樟霊社(しょうれいしゃ)と呼ばれています。
大楠の幹の中は空洞化しており、護摩木もしくは絵馬を持って通り抜ける胎内くぐりができるようになっています。
なお隣接している那智山青岸渡寺と熊野那智大社は、簡単に行き来できるようになっています。
那智山青岸渡寺と三重塔
那智山青岸渡寺は元々熊野那智大社と一体化していましたが、明治時代の神仏分離を経て熊野那智大社から分離し、天台宗の寺院である青岸渡寺となりました。境内にある三重塔と那智の滝を一緒に見える場所が絶景スポットとして有名です。
那智山青岸渡寺と三重塔について詳しくは「那智山青岸渡寺と三重塔の見どころ完全ガイド」を参照されてください。
飛瀧神社と那智の滝
飛瀧神社は熊野那智大社の別宮で、熊野那智大社の社殿が最初に建てられた場所です。飛瀧神社では那智御瀧(那智の滝)をご神体としてお祀りしているため、社殿はありません。大雲取連山からは流水が数多くの滝として流れ出ていますが、その中でも落差が最大滝が那智御瀧で高さは 133m あります。
飛瀧神社と那智の滝について詳しくは「飛瀧神社と那智の滝の見どころ完全ガイド」を参照されてください。
熊野那智大社の住所およびアクセス方法
熊野那智大社の住所
熊野那智大社の住所は「和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1」です。
熊野那智大社へのアクセス方法
和歌山駅から熊野那智大社へのアクセス方法について解説します。
JR特急くろしお1号
180 分
熊野御坊南海バス
30 分
徒歩
10 分
熊野那智大社の駐車場
熊野那智大社では公式の駐車場が用意されています。利用可能台数は 30 台です。公式の駐車場を利用される場合は神社防災道路通行料 800 円が必要となります(駐車したあと、境内に入ってから自己申告で支払う形になります)。
熊野那智大社の近くにある観光スポット情報
熊野那智大社の近くには、他にもいくつかの観光スポットがあります:
アドベンチャーワールド
アドベンチャーワールドは和歌山県にあるテーマパークで、動物園、遊園地、そして水族館が一体となった施設です。人気施設の「パンダラブ」ではたくさんのパンダを目の前で見ることができます。またサファリゾーンではゾウやキリン、ライオンなどを自然に近い環境で見るだけでなく餌やり体験などもすることができます。巨大なスタジアムで行われるイルカのショーや、色々な動物が登場するアニマルショーも必見です。これに加えて遊園地の施設もあり、たっぷり一日楽しむことができます。
高野山
高野山は和歌山県北部にある真言密教の聖地です。816年に弘法大師が修禅の道場として開創しました。周りを山々に囲まれた海抜約850mにある盆地に高野山はあります。高野山金剛峯寺の山号が高野山であることから、この地域全体が高野山と呼ばれています。高野山には奥の院や壇上伽藍など多くの名所があるほか、宿坊とよばれる寺院に宿泊し精進料理を頂いたり写経体験などをすることができます。
熊野本宮大社
熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)は和歌山県田辺市にある神社です。熊野速玉大社、熊野那智大社と共に、熊野三山の一つであり、全国に 4700 社以上ある熊野神社の総本宮です。熊野本宮大社は熊野川の中州に紀元前 33 年に創建されたと伝えられています。 1889 年の大水害のあと、被害を免れた上四杜が現在の地に移転しています。旧社地の中州は大斎原(おおゆのはら)と呼ばれ、水害で倒壊した中四社と下四社が祀られています。
熊野速玉大社
熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)は和歌山県新宮市にある神社です。熊野本宮大社、熊野那智大社と共に、熊野三山の一つです。神倉山のゴトビキ岩に降臨した熊野権現を祀るため、景行天皇の時代に現在の地に社殿が造営されたと伝えられています。境内にある樹齢千年のナギの大樹は国の天然記念物に指定されています。
熊野那智大社に関するその他の情報
熊野那智大社に関するオフィシャルサイト:
https://kumanonachitaisha.or.jp/
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最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
( Written by Tatsuo Ikura )