伏見稲荷大社 (京都府) の見どころとアクセス方法

伏見稲荷大社は、京都市伏見区にある神社です。稲荷大社はお稲荷さんの名前で親しまれており、伏見稲荷大社は全国に30,000社あるお稲荷さんの総本宮です。願い事の感謝のしるしとして奉納された約1万基の朱色の鳥居が稲荷山の参道に並んでいます。特に隙間なく並んだ千本鳥居が有名で、海外の方が日本で訪れてみたい場所として常に上位になっています。五穀豊穣の神様として信仰されてきましたが、現在は商売繁昌、産業興隆、家内安全、交通安全、芸能上達の守護神としても信仰されています。

この記事では海外および国内からの旅行者の方向けに、伏見稲荷大社の見どころとアクセス方法についてご紹介します。

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(都道府県 : 京都府 , カテゴリー : 神社)

伏見稲荷大社の見どころ

伏見稲荷大社の見どころについてご紹介します。

伏見稲荷大社の参拝時間、参拝料

伏見稲荷大社では 24 時間いつでも参拝することができます。ただし境内の駐車場は午後 10 時から翌朝の午前 5 時まで閉鎖されていますのでご注意ください。拝観料は必要ありません。

なお授与所は毎日午前 8 時 30 分から午後 4 時 30 分まで開所しています。またご祈祷の受付時間は毎日午前 8 時 30 分から午後 4 時 30 分までです。

伏見稲荷大社の参拝料は無料です。

楼門

第一鳥居から表参道を進むと第二鳥居の先に楼門(ろうもん)があります。楼門とは下層に屋根が無い二階建ての門のことで、伏見稲荷大社の楼門は国内でも最大級の大きさです。国の重要文化財に指定されています。

豊臣秀吉が母の大政所の病気平癒を祈願し、成就したお礼として楼門が再建されたと伝えられています。

楼門:伏見稲荷大社の見どころ(1)

楼門:伏見稲荷大社の見どころ(2)

楼門:伏見稲荷大社の見どころ(3)

楼門:伏見稲荷大社の見どころ(4)

楼門:伏見稲荷大社の見どころ(5)

楼門:伏見稲荷大社の見どころ(6)

楼門の手前、向かって左側に手水舎があります。

楼門:伏見稲荷大社の見どころ(7)

楼門:伏見稲荷大社の見どころ(8)

門の左右には随身像(ずいじんぞう)が安置されています。随身とは宮廷の警護や貴人が外出がするときに警護を行っていた武官のことです。黒い服を着ている方が左大臣、赤い服を着ている方が右大臣です。

楼門:伏見稲荷大社の見どころ(9)

楼門:伏見稲荷大社の見どころ(10)

06/01 から一か月間は茅の輪(ちのわ)が楼門に据えられます。

楼門:伏見稲荷大社の見どころ(11)

楼門:伏見稲荷大社の見どころ(12)

外拝殿

楼門をくぐった先にあるのが外拝殿(げはいでん)です。 1840 年に建立されたもので、当初は拝殿と呼ばれていました。伏見稲荷大社に 2 つある拝殿の一つで、外拝殿の先に内拝殿(ないはいでん)および本殿があります。国の重要文化財に指定されています。

外拝殿:伏見稲荷大社の見どころ(1)

外拝殿:伏見稲荷大社の見どころ(2)

外拝殿:伏見稲荷大社の見どころ(3)

外拝殿:伏見稲荷大社の見どころ(4)

外拝殿:伏見稲荷大社の見どころ(5)

外拝殿:伏見稲荷大社の見どころ(6)

外拝殿では節分祭のときに豆まきが行われます。また稲荷祭では 5 基の神輿が外拝殿に並べられます。

4 月に行われた産業祭のときの外拝殿です。

外拝殿:伏見稲荷大社の見どころ(7)

外拝殿:伏見稲荷大社の見どころ(8)

外拝殿:伏見稲荷大社の見どころ(9)

外拝殿には 12 基の吊灯篭が吊るされています。この燈籠はそれぞれ黄道十二宮(こうどうじゅうにきゅう)を表しています。黄道十二宮とは黄道上の 12 星座のことで、それぞれの燈籠には星座を表す模様が描かれています。

外拝殿:伏見稲荷大社の見どころ(10)

外拝殿:伏見稲荷大社の見どころ(11)

外拝殿にあるすべての吊灯篭に関する情報は「伏見稲荷大社外拝殿の吊灯篭」をご覧ください。

内拝殿

外拝殿を回り込み、短い階段を上がったところが内拝殿(ないはいでん)です。内拝殿は唐破風(からはふ)屋根の建物です。(唐破風とは、中央部が凸型に丸みを帯びた屋根の形状のことです)。内拝殿は 1961 年に本殿のすぐ前に建立されました。現在は参拝者は内拝殿からお祈りを行います。

内拝殿:伏見稲荷大社の見どころ(1)

内拝殿:伏見稲荷大社の見どころ(2)

内拝殿:伏見稲荷大社の見どころ(3)

内拝殿:伏見稲荷大社の見どころ(4)

内拝殿:伏見稲荷大社の見どころ(5)

内拝殿:伏見稲荷大社の見どころ(6)

神楽殿

内拝殿の右側には神楽殿があります。 1882 年に能楽の金剛流宗家によって寄進されたものです。神楽の奉納の間は撮影が行えませのでご注意ください。

神楽殿:伏見稲荷大社の見どころ(1)

神楽殿:伏見稲荷大社の見どころ(2)

神楽殿:伏見稲荷大社の見どころ(3)

神楽殿:伏見稲荷大社の見どころ(4)

神楽殿:伏見稲荷大社の見どころ(5)

本殿

本殿は内拝殿の奥にあります。 1468 年の焼失のあと、現在の建物は 1499 年に再建されました。国の重要文化財に指定されています。次の写真は側面から本殿を見たところです。本殿の前(写真では右側)に内拝殿があります。

本殿:伏見稲荷大社の見どころ(1)

本殿:伏見稲荷大社の見どころ(2)

本殿:伏見稲荷大社の見どころ(3)

権殿

本殿の左後方に権殿(ごんでん)があります。現在の建物は 1635 年に再建されたものです。権殿は本殿などの社殿を修理するときに、一時的に御神体をお移しする建物です。国の重要文化財に指定されています。

権殿:伏見稲荷大社の見どころ(1)

権殿:伏見稲荷大社の見どころ(2)

権殿:伏見稲荷大社の見どころ(3)

権殿:伏見稲荷大社の見どころ(4)

奥宮

奥宮(おくみや)の社殿は本宮と同じ流造で建てられています。御祭神は稲荷大神で、摂社や末社とは別格の社となります。国の重要文化財に指定されています。

奥宮:伏見稲荷大社の見どころ(1)

奥宮:伏見稲荷大社の見どころ(2)

奥宮:伏見稲荷大社の見どころ(3)

白虎社

白虎社(びゃっこしゃ)は稲荷大神の眷属を祀る唯一の社です。建立は寛永年間で、国の重要文化財に指定されています。

白虎社:伏見稲荷大社の見どころ(1)

白虎社:伏見稲荷大社の見どころ(1)

白虎社:伏見稲荷大社の見どころ(1)

千本鳥居

奥宮の横の鳥居をくぐり左は曲がると、大きな鳥居が連なっているところがあります。ここをまっすぐに進んでください。千本鳥居(せんぼんとりい)の入口があります。

千本鳥居:伏見稲荷大社の見どころ(1)

千本鳥居:伏見稲荷大社の見どころ(2)

千本鳥居:伏見稲荷大社の見どころ(3)

千本鳥居:伏見稲荷大社の見どころ(4)

千本鳥居:伏見稲荷大社の見どころ(5)

千本鳥居では鳥居が隙間なく立ち並んでいます。千本鳥居に建てられている鳥居の本数は、約 800 基と言われています。千本鳥居では右と左にそれぞれ通路があり、右側を通ります。反対側から戻ってくる人が、左側の通路を通って帰ってきます。

千本鳥居:伏見稲荷大社の見どころ(6)

千本鳥居:伏見稲荷大社の見どころ(7)

千本鳥居:伏見稲荷大社の見どころ(8)

千本鳥居:伏見稲荷大社の見どころ(9)

鳥居を反対から見てみると、それぞれの鳥居に奉納されたときの日付や奉納された方の名前が記されています。

千本鳥居:伏見稲荷大社の見どころ(10)

千本鳥居の反対側の入口も同じようになっています。千本鳥居を通って帰る場合は右側を進んでください。

千本鳥居:伏見稲荷大社の見どころ(11)

千本鳥居を外側から見ると次のような感じになっています。

千本鳥居:伏見稲荷大社の見どころ(12)

なお行きはほとんどの人が千本鳥居を通っていくため非常に混雑しています。入口付近も写真を撮る人がたくさんいます。ただ千本鳥居を通ったあとで山頂方向へ行く人は別のルートを通って本殿の方に戻るため、千本鳥居の帰りの通路は比較的空いていることが多いです。もし千本鳥居の中で写真を撮られたい場合は、帰りの通路の方がおすすめです。

千本鳥居:伏見稲荷大社の見どころ(13)

千本鳥居は奥社奉拝所までの部分を言いますが、この先山頂まで進まれる場合の参道にはすべて鳥居が連なっています。

千本鳥居:伏見稲荷大社の見どころ(14)

奥社奉拝所

千本鳥居を抜けたところにあるのが奥社奉拝所(おくしゃほうはいしょ)です。奥の院とも呼ばれています。本殿から奥社奉拝所までは15分程度です。奥社奉拝所は稲荷山に鎮座する稲荷大神(いなりおおかみ)を遥拝(ようはい)するところです。(遥拝とは遠くへだたった所から拝むことです)。

奥社奉拝所:伏見稲荷大社の見どころ(1)

奥社奉拝所の裏側にまわると稲荷大神の鳥居があります。

奥社奉拝所:伏見稲荷大社の見どころ(2)

奥社奉拝所:伏見稲荷大社の見どころ(3)

奥社奉拝所:伏見稲荷大社の見どころ(4)

奥社奉拝所のすぐ横には飲み物などを販売している茶屋「大薮茶亭」があります。またこの先山頂へ向かわれる場合は、途中にいくつか同じように茶屋があります。

奥社奉拝所:伏見稲荷大社の見どころ(4)

おもかる石

奥社奉拝所の右奥におもかる石とよばれる石灯篭(いしどうろう)があります。願い事を思い浮かべながらこの石の頭の部分を持ちあげてみてください。思っていたよりも軽く感じた場合は願い事が叶うと言われています。

おもかる石:伏見稲荷大社の見どころ(1)

おもかる石:伏見稲荷大社の見どころ(2)

おもかる石:伏見稲荷大社の見どころ(3)

おもかる石:伏見稲荷大社の見どころ(4)

根上がりの松

奥社奉拝所から山頂へと向かう参道を進むと、すぐ左側に根上がりの松があります。この松は一方の根が地表に出ており、不思議なご神徳があると伝えられています。また根上がりという名前が縁起がいいとして、株や証券会社の方に特に信仰されています。

根上がりの松:伏見稲荷大社の見どころ(1)

根上がりの松:伏見稲荷大社の見どころ(2)

根上がりの松:伏見稲荷大社の見どころ(3)

根上がりの松:伏見稲荷大社の見どころ(4)

根上がりの松:伏見稲荷大社の見どころ(5)

根上がりの松:伏見稲荷大社の見どころ(6)

熊鷹社&新池

奥社奉拝所から山頂へと歩いていきます。

熊鷹社&新池:伏見稲荷大社の見どころ(1)

熊鷹社&新池:伏見稲荷大社の見どころ(2)

熊鷹社&新池:伏見稲荷大社の見どころ(3)

新池に到着しました。

熊鷹社&新池:伏見稲荷大社の見どころ(4)

新池の畔に熊鷹社(くまたかしゃ)があります。勝負事のご利益があります。ローソクを奉納する場合は、向かいにある竹屋さんで購入できます。

熊鷹社&新池:伏見稲荷大社の見どころ(5)

熊鷹社&新池:伏見稲荷大社の見どころ(5)

熊鷹社&新池:伏見稲荷大社の見どころ(6)

新池は谺ヶ池(こだまがいけ)とも言われています。熊鷹社でローソクを備え、願い事などのお祈りを済ませたあと、池の畔で拍手を二回打つと幸運を示す方向よりコダマが返ってくると言われています。またコダマが近くから返ってきた場合は願い事が早く叶い、遠くから返ってきた場合は時間がかかると言われています。

拍手をする場所は難切り不動尊の横で行います。新池を向かった右へ進んでください。

熊鷹社&新池:伏見稲荷大社の見どころ(7)

熊鷹社&新池:伏見稲荷大社の見どころ(8)

新池に沿って進んでいくと難切り不動尊があります。さまざまな災難を取り除いて頂けるご利益があります。

熊鷹社&新池:伏見稲荷大社の見どころ(9)

難切り不動尊の横から新池を見ると、池に突き出た形で熊鷹社の社殿を見ることができます。この場所から拍手を二回打ってみてください。

熊鷹社&新池:伏見稲荷大社の見どころ(10)

熊鷹社&新池:伏見稲荷大社の見どころ(11)

なお熊鷹社の向かいにある茶屋「竹屋」は 1757 年創業のお店です。創業当時は本殿の近くにお店があったそうですが、現在は熊鷹社の前にあります。店内には甘味処もあります。

竹屋:伏見稲荷大社の見どころ(1)

竹屋:伏見稲荷大社の見どころ(2)

竹屋:伏見稲荷大社の見どころ(3)

竹屋:伏見稲荷大社の見どころ(4)

四ツ辻の展望台

熊鷹社から山頂へ向かいます。三ツ辻、そして四ツ辻へと向かいます。

四ツ辻の展望台:伏見稲荷大社の見どころ(1)

四ツ辻の展望台:伏見稲荷大社の見どころ(2)

四ツ辻の展望台:伏見稲荷大社の見どころ(3)

三ツ辻を超えると大松社があります。大松大神が祀られています。ひょうたんの形をしています。

大松社:伏見稲荷大社の見どころ(4)

大松社:伏見稲荷大社の見どころ(5)

次に三徳社があります。衣食住の神様である三徳大神が祀られています。

三徳社:伏見稲荷大社の見どころ(4)

三徳社:伏見稲荷大社の見どころ(5)

三徳社:伏見稲荷大社の見どころ(6)

三徳社:伏見稲荷大社の見どころ(7)

四ツ辻に到着しました。四ツ辻は展望台のようになっており、京都市内を一望することができます。ベンチや茶屋もありますので、山頂へ向かわれる前に少し休憩されてください。

四ツ辻の展望台:伏見稲荷大社の見どころ(8)

四ツ辻の展望台:伏見稲荷大社の見どころ(9)

四ツ辻の展望台:伏見稲荷大社の見どころ(10)

四ツ辻の展望台:伏見稲荷大社の見どころ(11)

四ツ辻の展望台:伏見稲荷大社の見どころ(12)

四ツ辻にある茶屋「にしむら亭」です。俳優さんのご実家ということでも知られています。

にしむら亭:四ツ辻の展望台:伏見稲荷大社の見どころ(13)

にしむら亭:四ツ辻の展望台:伏見稲荷大社の見どころ(14)

にしむら亭:四ツ辻の展望台:伏見稲荷大社の見どころ(15)

にしむら亭:四ツ辻の展望台:伏見稲荷大社の見どころ(16)

四ツ辻から山頂へ向かうには右回りのコースと左回りのコースがあります。左周りのコースで山頂まで行き、右回りのコースを通って四ツ辻に戻ってきてもいいですし、右回りのコースで山頂まで行き、帰りも同じコースを通って四ツ辻に戻ってきてもいいです。

四ツ辻の展望台:伏見稲荷大社の見どころ(17)

荒神峰(田中社神蹟)

山頂へと向かう前に荒神峰(田中社神蹟)を参拝します。権太夫大神が祀られています。田中社神蹟は稲荷山の荒神峰に位置する七神蹟の一つです。

なお神蹟(しんせき)とは、元々稲荷山の山中に点在する7つの場所で、かつてはそれぞれに祠が建てられ、神様が祀られていました。現在はその場所に塚が建てられています。

荒神峰(田中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(1)

荒神峰(田中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(2)

荒神峰(田中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(3)

荒神峰(田中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(4)

荒神峰(田中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(5)

荒神峰(田中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(6)

荒神峰(田中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(7)

荒神峰(田中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(8)

荒神峰(田中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(9)

荒神峰(田中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(10)

荒神峰(田中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(11)

荒神峰(田中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(12)

荒神峰(田中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(13)

荒神峰(田中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(14)

参道の石段の途中に茶屋「奥村亭」があります。

奥村亭:荒神峰(田中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(15)

奥村亭:荒神峰(田中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(16)

大杉社

四ツ辻に戻り、山頂にある上社神蹟へと向かいます。今回は地図上で言うと左側の参道を進んでいきます。途中には大杉社、眼力社、御膳谷遙拝所、薬力社、御劔社などがあります。

大杉社(おおすぎしゃ)です。杉をご神体とし、大杉大神と磐根大神が祀られています。

大杉社:伏見稲荷大社の見どころ(1)

大杉社:伏見稲荷大社の見どころ(2)

大杉社:伏見稲荷大社の見どころ(3)

大杉社:伏見稲荷大社の見どころ(4)

大杉社:伏見稲荷大社の見どころ(5)

大杉社:伏見稲荷大社の見どころ(6)

大杉社:伏見稲荷大社の見どころ(7)

大杉社:伏見稲荷大社の見どころ(8)

大杉社の向かいには茶屋「杉乃家」があります。

杉乃家:大杉社:伏見稲荷大社の見どころ(9)

眼力社

眼力社(がんりきしゃ)です。眼力大神、石宮大神、常吉大神が祀られています。「眼の病が良くなる」「先見の明・眼力を授かる」などのご利益があります。

眼力社:伏見稲荷大社の見どころ(1)

眼力社:伏見稲荷大社の見どころ(2)

眼力社:伏見稲荷大社の見どころ(3)

眼力社の手水社は逆立ちをしている狐(かけおりている狐)の形をしています。

眼力社:伏見稲荷大社の見どころ(4)

眼力社:伏見稲荷大社の見どころ(5)

眼力社の前には茶屋「眼力亭」があります。

眼力亭:伏見稲荷大社の見どころ(6)

眼力亭:伏見稲荷大社の見どころ(7)

御膳谷遙拝所

御膳谷遙拝所(ごぜんだにほうはいしょ)は稲荷山七神蹟の一つです。三ヶ峰(一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰)の神々に神供をした所と伝えられています。よって神様が祀られていた他の神蹟とは少し意味合いが違います。

御膳谷遙拝所:伏見稲荷大社の見どころ(1)

御膳谷遙拝所:伏見稲荷大社の見どころ(2)

御膳谷遙拝所:伏見稲荷大社の見どころ(3)

御膳谷遙拝所:伏見稲荷大社の見どころ(4)

祈祷殿です。かつては御饗殿(みあえどの)と御竈殿(みかまどの)があり、神供を行っていましたが、現在は祈祷殿で神供を行っています。

祈祷殿:御膳谷遙拝所:伏見稲荷大社の見どころ(5)

祈祷殿:御膳谷遙拝所:伏見稲荷大社の見どころ(6)

祈祷殿:御膳谷遙拝所:伏見稲荷大社の見どころ(7)

祈祷殿:御膳谷遙拝所:伏見稲荷大社の見どころ(8)

祈祷殿:御膳谷遙拝所:伏見稲荷大社の見どころ(9)

御膳谷遙拝所:伏見稲荷大社の見どころ(10)

御膳谷遙拝所:伏見稲荷大社の見どころ(11)

御膳谷遙拝所:伏見稲荷大社の見どころ(12)

奥村社です。奥村大神が祀られています。

奥村社:御膳谷遙拝所:伏見稲荷大社の見どころ(10)

奥村社:御膳谷遙拝所:伏見稲荷大社の見どころ(11)

奥村社:御膳谷遙拝所:伏見稲荷大社の見どころ(12)

奥村社:御膳谷遙拝所:伏見稲荷大社の見どころ(13)

奥村社:御膳谷遙拝所:伏見稲荷大社の見どころ(14)

力松社です。力松大神が祀られています。

力松社:御膳谷遙拝所:伏見稲荷大社の見どころ(15)

御膳谷遙拝所には授与所があり、御朱印を頂くことができます。

御膳谷遙拝所:授与所:伏見稲荷大社の見どころ(16)

清滝

御膳谷遙拝所から山頂へ向かう参道とは別に北へ向かって下り坂を進んでいくと清滝があります。

清滝:伏見稲荷大社の見どころ(1)

清滝:伏見稲荷大社の見どころ(2)

清滝:伏見稲荷大社の見どころ(3)

途中、一か所分かれ道がありますが、左を通り下へ下へと進んでください。

清滝:伏見稲荷大社の見どころ(4)

清瀧大神の鳥居があります。

清滝:伏見稲荷大社の見どころ(5)

清滝:伏見稲荷大社の見どころ(6)

清滝にたどり着きました。

清滝:伏見稲荷大社の見どころ(7)

薬力社

清滝から御膳谷遙拝所まで戻り、あらためて山頂の方へと向かいます。

薬力社の手前に薬力亭があります。 100 年以上続いているお店です。こちらでは本格的なエスプレッソマシンとご神水で淹れたご神水コーヒーや、薬力のご神水でたまごをゆがいて作った薬力健康たまごを頂けます。

薬力亭:伏見稲荷大社の見どころ(1)

薬力亭:伏見稲荷大社の見どころ(2)

薬力亭:伏見稲荷大社の見どころ(3)

薬力亭:伏見稲荷大社の見どころ(4)

薬力亭:伏見稲荷大社の見どころ(5)

薬力社です。薬力大神が祀られています。無病息災や家内安全、厄除けなどのご利益があります。

薬力社:伏見稲荷大社の見どころ(5)

薬力社:伏見稲荷大社の見どころ(6)

薬力社:伏見稲荷大社の見どころ(7)

薬力社の近くに薬力の滝があります。稲荷山で最も高い位置にある滝です。この滝で滝行を行われる行者さんもいます。

薬力の滝:薬力社:伏見稲荷大社の見どころ(8)

薬力の滝:薬力社:伏見稲荷大社の見どころ(9)

薬力の滝:薬力社:伏見稲荷大社の見どころ(10)

薬力の滝:薬力社:伏見稲荷大社の見どころ(11)

薬力社の近くには石井社やおせき社があります。石井社には石井大神が祀られています。おせき社にはおせき大神が祀られています。

石井社:伏見稲荷大社の見どころ(1)

おせき社:伏見稲荷大社の見どころ(1)

御劔社(長者社神蹟)

長者社神蹟(ちょうじゅしゃしんせき)は稲荷山七神蹟の一つです。長者社は御劔社(みつるぎしゃ)ともいいます。加茂玉依姫(かもたまよりひめ)が祀られています。

御劔社(長者社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(1)

御劔社(長者社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(2)

御劔社(長者社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(3)

長者社の塚の横の階段を上ると神蹟の釼石(つるぎいし)があります。雷石(らいせき)とも言われます。雷石と呼ばれる理由は、雷をこの石に封じ込めたからとのことです。釼石と雷石は別のもので、釼石は別の場所で祀られている説もあるようです。

釼石:御劔社(長者社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(4)

釼石:御劔社(長者社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(5)

釼石:御劔社(長者社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(6)

釼石:御劔社(長者社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(7)

釼石:御劔社(長者社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(8)

また塚の左側には焼刃の水(やいばのみず)と呼ばれる井戸があります。三条小鍛冶宗近が一条天皇の勅命で稲荷山にて名刀小狐丸を鍛えたときに、稲荷山の埴輪を以ってこの井戸の霊水を焼刃に合わせ用いたという逸話があるそうです。

焼刃の水:御劔社(長者社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(9)

焼刃の水:御劔社(長者社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(10)

一ノ峰(上社神蹟)

御劔社(長者社神蹟)から進むと次は山頂にある一ノ峰(上社神蹟)です。山頂へ近づくと長い上り坂がいくつかありますので、気を付けて登ってください。

一ノ峰(上社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(1)

一ノ峰(上社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(2)

一ノ峰(上社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(3)

山頂の一ノ峰(上社神蹟)に到着しました。

一ノ峰(上社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(4)

一ノ峰(上社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(5)

一ノ峰(上社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(6)

一ノ峰(上社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(7)

上社神蹟(かみしゃしんせき)は稲荷山の一ノ峰(いちのみね)に位置する七神蹟の一つです。末広大神(すえひろおおかみ)が祀られています。

一ノ峰(上社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(8)

一ノ峰(上社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(9)

一ノ峰(上社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(10)

一ノ峰(上社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(11)

一ノ峰(上社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(12)

一ノ峰(上社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(13)

一ノ峰(上社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(14)

一ノ峰(上社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(15)

一ノ峰(上社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(16)

一ノ峰(上社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(17)

一ノ峰(上社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(18)

二ノ峰(中社神蹟)

山頂からは四ツ辻まで下っていきます。途中に中社神蹟、荷田社神蹟、下社神蹟などがあります。

中社神蹟(なかしゃしんせき)は稲荷山の二ノ峰(にのみね)に位置する七神蹟の一つです。青木大神(あおきおおかみ)が祀られています。

二ノ峰(中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(1)

二ノ峰(中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(2)

二ノ峰(中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(3)

二ノ峰(中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(4)

二ノ峰(中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(5)

二ノ峰(中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(6)

二ノ峰(中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(7)

二ノ峰(中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(8)

二ノ峰(中社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(9)

間ノ峰(荷田社神蹟)

荷田社神蹟(かだしゃしんせき)は稲荷山の間ノ峰(あいのみね)に位置する七神蹟の一つです。伊勢大神(いせおおかみ)が祀られています。

間ノ峰(荷田社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(1)

間ノ峰(荷田社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(2)

間ノ峰(荷田社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(3)

荷田社神蹟の石鳥居は、奴祢鳥居(ぬねとりい)と称す独特な形をしています。額束の両側に合掌状の破風扠首束(さすつか)がはめられています。

間ノ峰(荷田社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(4)

間ノ峰(荷田社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(5)

間ノ峰(荷田社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(6)

間ノ峰(荷田社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(7)

間ノ峰(荷田社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(8)

間ノ峰(荷田社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(9)

三ノ峰(下社神蹟)

下社神蹟(しもしゃしんせき)は稲荷山の三ノ峰(さんのみね)に位置する七神蹟の一つです。白菊大神(しらぎくおおかみ)が祀られています。

三ノ峰(下社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(1)

三ノ峰(下社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(2)

三ノ峰(下社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(3)

三ノ峰(下社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(4)

三ノ峰(下社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(5)

三ノ峰(下社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(6)

三ノ峰(下社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(7)

三ノ峰(下社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(8)

おみくじがあります。出た棒に書かれている数字を、額の中に書かれている表と照らし合わせてみてください。

三ノ峰(下社神蹟):伏見稲荷大社の見どころ(9)

啼鳥菴

山頂から四ツ辻まで戻りましたら、同じ参道を逆へ進んで本殿の方へ戻ります。まったく同じ道を戻って千本鳥居を通って戻ってもいいですが、帰りは三ツ辻または三叉路で行きとは別の道を通って戻ることもできます。

啼鳥菴:伏見稲荷大社の見どころ(1)

三叉路から千本鳥居の方ではない方へ進むと、途中の八島ヶ池のほとりに啼鳥菴(ていちょうあん)という休憩所があります。

啼鳥菴:伏見稲荷大社の見どころ(2)

啼鳥菴:伏見稲荷大社の見どころ(3)

建物の右側は無料の休憩所になっていて、表側および八島ヶ池側にそれぞれベンチがあります。

啼鳥菴:伏見稲荷大社の見どころ(4)

建物の左側は稲荷茶屋という名前のカフェになっています。

啼鳥菴:伏見稲荷大社の見どころ(5)

啼鳥菴:伏見稲荷大社の見どころ(6)

啼鳥菴:伏見稲荷大社の見どころ(7)

啼鳥菴:伏見稲荷大社の見どころ(8)

啼鳥菴:伏見稲荷大社の見どころ(9)

なお本殿の方から啼鳥菴へ行かれる場合は、玉山稲荷社の前を左へ進んでください。

啼鳥菴:伏見稲荷大社の見どころ(10)

お土産屋

伏見稲荷大社の近辺にはたくさんのお土産屋さんや飲食店があります。

お土産屋:伏見稲荷大社の見どころ(1)

お土産屋:伏見稲荷大社の見どころ(2)

お土産屋:伏見稲荷大社の見どころ(3)

お土産屋:伏見稲荷大社の見どころ(4)

お土産屋:伏見稲荷大社の見どころ(5)

お土産屋:伏見稲荷大社の見どころ(6)

お土産屋:伏見稲荷大社の見どころ(7)

お土産屋:伏見稲荷大社の見どころ(8)

伏見稲荷大社の狐の石像

伏見稲荷大社では多くの狐の石像があります。狐は稲荷大神(いなりおおかみ)のお使いです。この狐は実際に野山にいる狐ではなく、目に見えない透明な白狐(びゃっこ)です。また狐はそれぞれ何かを口にくわえています(くわえていない狐もあります)。この狐がくわえているものは「稲穂」「稲倉の鍵」「玉(宝珠)」「巻物」の 4 種類でそれぞれ稲荷大神にゆかりのあるものです。

伏見稲荷大社の狐の石像に関するより詳細な情報に関しては「伏見稲荷大社の狐の石像について」をご覧ください。

伏見稲荷大社の狐の石像:伏見稲荷大社の見どころ(73)

伏見稲荷大社の狐の石像:伏見稲荷大社の見どころ(74)

伏見稲荷大社の狐の石像:伏見稲荷大社の見どころ(75)

伏見稲荷大社の狐の石像:伏見稲荷大社の見どころ(76)

伏見稲荷大社の狐の石像:伏見稲荷大社の見どころ(77)

伏見稲荷大社の紅葉

伏見稲荷大社の紅葉は、例年 11 月中旬から 12 月上旬に見頃を迎えます。伏見稲荷大社は紅葉の名所というわけではありませんが、啼鳥菴(ていちょうあん)付近は紅葉がとても綺麗です。

伏見稲荷大社の紅葉に関するより詳細な情報に関しては「伏見稲荷大社の紅葉の見どころ」をご覧ください。

伏見稲荷大社の紅葉:伏見稲荷大社の見どころ(1)

伏見稲荷大社の紅葉:伏見稲荷大社の見どころ(2)

伏見稲荷大社の紅葉:伏見稲荷大社の見どころ(3)

伏見稲荷大社の住所およびアクセス方法

伏見稲荷大社の住所

伏見稲荷大社の住所は「京都府京都市伏見区深草薮之内町68番地」です。

伏見稲荷大社へのアクセス方法

京都駅から伏見稲荷大社へのアクセス方法について解説します。最寄り駅は JR 稲荷駅か、京阪電車伏見稲荷駅です。

JR 稲荷駅を利用する場合:

京都駅

JR奈良線
6 分

稲荷駅

徒歩
すぐ

伏見稲荷大社

京阪電車伏見稲荷駅を利用する場合:

京都駅

JR奈良線
3 分

東福寺駅
東福寺駅

京阪電車京阪本線
3 分

伏見稲荷駅

徒歩
5分

伏見稲荷大社

伏見稲荷大社の駐車場

伏見稲荷大社には無料で利用できる大型駐車場があります。また近隣にはコインパーキングなどの有料駐車場もあります。伏見稲荷大社へ行くときに利用できる駐車場の情報については「伏見稲荷大社の無料で利用できる公式駐車場および近隣の有料駐車場」をご覧ください。

伏見稲荷大社の近くにある観光スポット情報

伏見稲荷大社の近くには、他にもいくつかの観光スポットがあります:

清水寺
清水寺は京都市東山区にある寺院で、正式名称は音羽山清水寺です。空海(弘法大師)が創建したとされており 1994 年にユネスコの世界遺産に登録されました。特に「清水の舞台」と呼ばれる本堂の木造の舞台は、絶壁に突き出しており、その下に広がる京都の町並みを一望することができます。「音羽の滝」では、三本の水流から選んで水を掬うと願いが叶うと言われています。

東福寺
東福寺は京都市東山区に位置する寺院です。国宝の三門や境内にある渓谷「洗玉潤」に架かる 3 つの橋(通天橋、臥雲橋、偃月橋)、方丈を取り囲むように東西南北 4 つの庭がある本坊庭園が有名です。また、京都を代表する紅葉の名所としても知られ、秋には多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。

八坂神社
八坂神社は京都府京都市東山区にある神社で、全国約 2,300 の八坂神社、祇園信仰神社の総本社です。「祇園さん」として古くより京都の人々に親しまれてきましたが、明治時代になるまでは祇園社または祇園感神院と称していたことに由来します。京都の代表的なお祭りの一つである祇園祭は 1,000 年以上前に始まった八坂神社の祭礼です。

金閣寺
金閣寺は京都市北区にある臨済宗相国寺派の寺院です。銀閣寺と同じく相国寺の山外塔頭の一つです。正式名称は鹿苑寺(ろくおんじ)ですが、金箔が全面に貼られた舎利殿(金閣)が有名で、金閣寺と呼ばれ親しまれています。金閣は、室町幕府三代将軍の足利義満が山荘として建立したのが始まりです。鏡湖池の畔に立つ金閣は、その美しさが四季折々に映える絶景として知られ、京都を代表する観光スポットとなっています。

伏見稲荷大社に関するその他の情報

伏見稲荷大社に関するオフィシャルサイト:

http://inari.jp/

伏見稲荷大社(1)

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最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

( Written by Tatsuo Ikura )