熊野本宮大社 (和歌山県) の見どころとアクセス方法
熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)は和歌山県田辺市にある神社です。熊野速玉大社、熊野那智大社と共に、熊野三山の一つであり、全国に 4700 社以上ある熊野神社の総本宮です。熊野本宮大社は熊野川の中州に紀元前 33 年に創建されたと伝えられています。 1889 年の大水害のあと、被害を免れた上四杜が現在の地に移転しています。旧社地の中州は大斎原(おおゆのはら)と呼ばれ、水害で倒壊した中四社と下四社が祀られています。
この記事では海外および国内からの旅行者の方向けに、熊野本宮大社の見どころとアクセス方法についてご紹介します。
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熊野本宮大社の見どころ
熊野本宮大社の見どころについてご紹介します。
熊野本宮大社の参拝方法
熊野本宮大社の参拝時間は 08:00 から 17:00 となっています。拝観料は無料です。ただ宝物殿を拝観される場合は拝観料として大人 300 円、小人 100 円が必要です。
参拝の順序として公式サイトで、(1)熊野本宮大社、(2)産田社、(3)大斎原、と説明されています。熊野本宮大社から大斎原へは徒歩で 10 分程度、産田社はその途中にあります。
鳥居から入ります。鳥居の外は俗界、鳥居の中は神域となります。戻る場合も鳥居から出てください。
参道の中央は神様の道なので、登るときは右端、降りるときは左端を通ります。
参道を進みます。石段は 158 段あります。気を付けて登ってください。
石段の中腹あたりの左側、祓戸大神(はらえどのおおかみ)を参拝されて身を清めてください。
また石段を登りきる少し前、右側に手水舎があります。
石段を登りきると、右手に授与所、正面に神門があります。
神門の左側には黎明殿(拝殿)があります。
神門の中に入ると御本殿です。神門の中は参拝された記念として撮影されるのは禁止されていませんが、撮影された写真を SNS 等で公開されることは禁止されていますのでご注意ください。
御本殿の参拝の順序は(1)証誠殿、(2)中御前、(3)西御前、(4)東御前(若宮)、(5)満山社、となります。
宝物殿
参道の石段を一番上あたりの右側に宝物殿があります。
残念ながら参拝したときは宝物殿が閉鎖されていて入ることができませんでした。
八咫烏と八咫烏ポスト
八咫烏(やたがらす)は熊野の神様のお使いとしてされており、熊野本宮大社をはじめ熊野三山のシンボルとも言えるものです。八咫とは大きく広いという意味であり、天・地・人をあらわす三本の足があります。
熊野本宮大社では色々な場所で八咫烏を見かけることができます。
手水舎:
神門の前:
黎明殿(拝殿):
大斎原の大鳥居:
また社務所の前には八咫烏ポストがあります。手紙を投函することができるほか、手紙として使える八咫烏ポスト絵馬も販売されています。また社務所にてお願いすれば「出発の地より心をこめて 熊野本宮」というスタンプを押して頂けるそうです。
産田社
産田社(うぶたしゃ)は熊野本宮大社の末社の一つで伊邪那美尊(イザナミノミコト)が祀られています。安産や子育てのご利益があります。産田社や大斎原へ行くには、熊野本宮大社の入口を出て、国道の反対側にある細い道を進んでください。
道をまっすぐ進むと突き当りに産田社(うぶたしゃ)があります。徒歩数分です。
大斎原
大斎原(おおゆのはら)は元々熊野本宮大社の社殿があった場所です。明治時代の大水害で大きな被害が出たあと、被害を免れた上四社は現在の地へ移転されました。旧社地には水害で倒壊した中四社と下四社を祀る 2 つの石祠が建てられています。
大斎原について詳しくは「大斎原(熊野本宮大社)の見どころ完全ガイド」を参照されてください。
熊野本宮大社の住所およびアクセス方法
熊野本宮大社の住所
熊野本宮大社の住所は「和歌山県田辺市本宮町本宮1110」です。
熊野本宮大社へのアクセス方法
和歌山駅から熊野本宮大社へのアクセス方法について解説します。
JR特急くろしお1号
70 分
明光バス
120 分
徒歩
5 分
熊野本宮大社の駐車場
熊野本宮大社では無料で利用できる駐車場が用意されています。熊野本宮大社の駐車場の場所などについては「熊野本宮大社の無料で利用できる公式駐車場」を参照されてください。
熊野本宮大社の近くにある観光スポット情報
熊野本宮大社の近くには、他にもいくつかの観光スポットがあります:
アドベンチャーワールド
アドベンチャーワールドは和歌山県にあるテーマパークで、動物園、遊園地、そして水族館が一体となった施設です。人気施設の「パンダラブ」ではたくさんのパンダを目の前で見ることができます。またサファリゾーンではゾウやキリン、ライオンなどを自然に近い環境で見るだけでなく餌やり体験などもすることができます。巨大なスタジアムで行われるイルカのショーや、色々な動物が登場するアニマルショーも必見です。これに加えて遊園地の施設もあり、たっぷり一日楽しむことができます。
高野山
高野山は和歌山県北部にある真言密教の聖地です。816年に弘法大師が修禅の道場として開創しました。周りを山々に囲まれた海抜約850mにある盆地に高野山はあります。高野山金剛峯寺の山号が高野山であることから、この地域全体が高野山と呼ばれています。高野山には奥の院や壇上伽藍など多くの名所があるほか、宿坊とよばれる寺院に宿泊し精進料理を頂いたり写経体験などをすることができます。
熊野速玉大社
熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)は和歌山県新宮市にある神社です。熊野本宮大社、熊野那智大社と共に、熊野三山の一つです。神倉山のゴトビキ岩に降臨した熊野権現を祀るため、景行天皇の時代に現在の地に社殿が造営されたと伝えられています。境内にある樹齢千年のナギの大樹は国の天然記念物に指定されています。
熊野那智大社
熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)は和歌山県東牟婁郡にある神社です。熊野本宮大社、熊野速玉大社と共に、熊野三山の一つです。那智の滝を神と崇める自然信仰を起源としています。当初は現在の飛瀧神社の場所に社殿がありましたが、 317 年に那智山の中腹にある現在の場所へ社殿が移転しています。隣接する青岸渡寺の三重塔越しに見る那智の滝が絶景スポットとして有名です。
熊野本宮大社に関するその他の情報
熊野本宮大社に関するオフィシャルサイト:
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最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
( Written by Tatsuo Ikura )