熊野速玉大社 (和歌山県) の見どころとアクセス方法
熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)は和歌山県新宮市にある神社です。熊野本宮大社、熊野那智大社と共に、熊野三山の一つです。神倉山のゴトビキ岩に降臨した熊野権現を祀るため、景行天皇の時代に現在の地に社殿が造営されたと伝えられています。境内にある樹齢千年のナギの大樹は国の天然記念物に指定されています。
この記事では海外および国内からの旅行者の方向けに、熊野速玉大社の見どころとアクセス方法についてご紹介します。
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熊野速玉大社の見どころ
熊野速玉大社の見どころについてご紹介します。
熊野速玉大社の参拝方法
熊野速玉大社の参拝時間は 日の出 から 17:00 となっています(授与所および神宝館は異なります)。拝観料は無料です。ただ神宝館を拝観される場合は拝観料として 500 円(高校生以下無料)が必要です。
下馬橋(げばばし)を渡り鳥居をくぐって参道を進んでいきます。
右手に末社の八咫烏神社(やたがらすじんじゃ)と手力男神社(たぢからおじんじゃ)があります。
参道を進むと右手に熊野神宝館、左手に御神木のナギの木があります。こちらはあとで解説します。その先の右手に手水舎があります。鼻が長く伸びたような龍がいます。
手水舎の奥に熊野稲荷社(くまのいなりしゃ)があります。
神門です。
神門の左側には大禮殿(だいらいでん)があります。
神門から中に入ると、左側に授与所があります。
拝殿です。
授与所の奥にあるのが参集殿です。
新宮神社(しんぐうじんじゃ)です。
恵比須神社(えびすじんじゃ)です。
国家にも出てくるさざれ石が巌となったものです。(さざれ石というのは小さな石のことです。国家で歌われているものがこの石ということではありません)。
熊野神宝館
熊野神宝館では室町時代に足利義満公が奉納したと伝えられる調度品を中心に数多くの国宝を所蔵しており、その一部を熊野神宝館で公開展示しています。利用可能時間は 09:00から16:00 で、入館料として 500 円必要です(高校生以下は無料)。
熊野神宝館の入口には武蔵坊弁慶の像が建てられています。武蔵坊弁慶は熊野本宮大社とゆかりのある人物という説があるようです。
ナギの大樹
神門の少し手前に、御神木である梛(ナギ)の大樹があります。樹齢 1000 年と言われており、平重盛が「お手植え」したと伝えられています。国の天然記念物にも指定されています。
神倉神社とゴトビキ岩
神倉神社は熊野速玉大社の飛地境内摂社です(熊野速玉大社から徒歩15分ほどの場所です)。神倉山にあるゴトビキ岩は熊野権現が初めて地上に降臨した聖地であり、急峻な 538 段の石段を登った先にご神体であるゴトビキ岩があります。(写真では伝わりにくいですが、崖を登るかのような本当に急な石段です。足腰に少しでも不安のある方は登ることをおすすめしません)。
神倉神社とゴトビキ岩について詳しくは「神倉神社とゴトビキ岩の見どころ完全ガイド」を参照されてください。
熊野速玉大社の住所およびアクセス方法
熊野速玉大社の住所
熊野速玉大社の住所は「和歌山県新宮市新宮1番地」です。
熊野速玉大社へのアクセス方法
和歌山駅から熊野速玉大社へのアクセス方法について解説します。
JR特急くろしお1号
190 分
徒歩
15 分
熊野速玉大社の駐車場
熊野速玉大社では無料でできる駐車場が用意されています。熊野速玉大社の駐車場の場所などについては「熊野速玉大社の駐車場完全ガイド」を参照されてください。
熊野速玉大社の近くにある観光スポット情報
熊野速玉大社の近くには、他にもいくつかの観光スポットがあります:
アドベンチャーワールド
アドベンチャーワールドは和歌山県にあるテーマパークで、動物園、遊園地、そして水族館が一体となった施設です。人気施設の「パンダラブ」ではたくさんのパンダを目の前で見ることができます。またサファリゾーンではゾウやキリン、ライオンなどを自然に近い環境で見るだけでなく餌やり体験などもすることができます。巨大なスタジアムで行われるイルカのショーや、色々な動物が登場するアニマルショーも必見です。これに加えて遊園地の施設もあり、たっぷり一日楽しむことができます。
高野山
高野山は和歌山県北部にある真言密教の聖地です。816年に弘法大師が修禅の道場として開創しました。周りを山々に囲まれた海抜約850mにある盆地に高野山はあります。高野山金剛峯寺の山号が高野山であることから、この地域全体が高野山と呼ばれています。高野山には奥の院や壇上伽藍など多くの名所があるほか、宿坊とよばれる寺院に宿泊し精進料理を頂いたり写経体験などをすることができます。
熊野本宮大社
熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)は和歌山県田辺市にある神社です。熊野速玉大社、熊野那智大社と共に、熊野三山の一つであり、全国に 4700 社以上ある熊野神社の総本宮です。熊野本宮大社は熊野川の中州に紀元前 33 年に創建されたと伝えられています。 1889 年の大水害のあと、被害を免れた上四杜が現在の地に移転しています。旧社地の中州は大斎原(おおゆのはら)と呼ばれ、水害で倒壊した中四社と下四社が祀られています。
熊野那智大社
熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)は和歌山県東牟婁郡にある神社です。熊野本宮大社、熊野速玉大社と共に、熊野三山の一つです。那智の滝を神と崇める自然信仰を起源としています。当初は現在の飛瀧神社の場所に社殿がありましたが、 317 年に那智山の中腹にある現在の場所へ社殿が移転しています。隣接する青岸渡寺の三重塔越しに見る那智の滝が絶景スポットとして有名です。
熊野速玉大社に関するその他の情報
熊野速玉大社に関するオフィシャルサイト:
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最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
( Written by Tatsuo Ikura )